休職体験記

【体験談】【休職中の過ごし方】1つだけ!休職中の不安や焦りを緩和する習慣

職場に行く必要がなくなったのは嬉しいけれど、どう過ごしていいかわからない

社会から置いていかれる気がして、なんか焦るなぁ……

メンタル不調から休職をされている多くの方は、きっとこういう気持ちになるかと思います。

私も過去に適応障害で休職した時、こんな気持ちに悩んでいました。

でも、しょうがないですよね。

今まで、毎日毎日、ストレスマックスな環境で働いてきたんですから。

だから、いざ念願の休息を手に入れても、その空白の時間をどう埋めていけばよいのか、分からなくなるんですよね。

それに、大学や会社の同期がどんどん仕事で活躍して行くのに、自分は働いていなくて、一人ぽつんと社会から置いていかれる気がして、焦りを感じることもありますよね。

せっかく辛い職場環境から離れたのに、離れたら離れたで、不安や焦燥感で頭がいっぱいになっては、精神的に良くありません。

今回は、休職中に不安や焦燥感で悩んでいる人向けに、私が休職中に身につけて良かった習慣を1つ紹介します。

【結論】やったことを「見える化」しよう

チェックリスト

一日の終わりに、今日自分がやったことを書き出しましょう。箇条書きでもOKです。私がやってよかった習慣術は、たったこれだけです。

「やったこと」の程度は問いません。

  • 買い出しに行った
  • ご飯を作った
  • 美味しいコーヒーを淹れた
  • 掃除をした
  • ゲームをした
  • 絵を描いた  などなど……

勉強や運動のような、分かりやすく「頑張っている」ことじゃなくてもOKです。

とにかく、なにかしらエネルギーを使って、達成したことを書きだしましょう。

【効果】自信がつきます!

閃いた男性

「えっそれだけっ?」とか、「めんど!」とか、そんな声が聞こえてきそうですが、

一日の終り、一週間の終り、一ヶ月の終わりに見返してみると、「あれ、私って意外と結構いろいろやってるじゃん」って思えるようになります。

結果、自信が付きます。

休職中って、なんとなく毎日を過ごしていると、だんだん自分が怠け者に見えてきますよね。

会社とちがって、日常生活の中には明確なタスクは存在しませんし、それを管理・評価する人もいないからです。

あなたが心身を病んでしまうほど辛い職場にいたとしても、

私がこの場を動かしているんだ!

……という自覚や、

お、今月の残業分、結構ついたなぁ~

……という金銭的対価によって、自己承認欲求が満たされていたと思います。

でも、休職しているとこれが全てなくなりますだから、自分に価値が認められなくなり、不安になるんです

でもでも、考えてみて下さい。

会社に行っていないからと言って、何もやっていないわけではないですよね?


実際に書き出してみると分かるのですが、仕事をしていなくても、案外いろいろやっているものです。

私、あんがい活動的じゃん。
わりと日常的に頭使ってるじゃん。

こうした気付きが、自己肯定感UPへの第一歩となり、こうした積み重ねが、自信の向上へと繋がるのです。

【余力があれば】誰かにほめてもらおう

自己承認欲求を満たそう

グッジョブする男性

ここまで話したことは、一人で完結するものです。

今から話す事は、こうした作業を発信することで、誰かにほめてもらおうというものです。

  • 今日やったことを箇条書きにすることで、
  • 自分がやったことを可視化し、
  • 自分が決して怠け者でないということを自覚する。

このように「自分をほめる」ことを毎日積み重ねていくことで、自信UPへと繋げることはできます

やはり、他人からほめられることがないと、自己承認欲求を満たし、本当の意味で自信を持つことはできません

ここで、「自己承認欲求は悪い欲求だ!」という意見も聞こえてきそうですが

自己承認してもらうこと自体は悪い事ではありません

むしろ、挫折感に打ちひしがれている人にとって、自己承認してもらうこと――つまり、誰かに認めてもらうこと――とは、自分を取り戻すためにとても重要な経験になります。

だって、やっぱり、

(うんうん、今日は調子いいぞ!)

……って、自覚するだけよりも

すごい!よく出来ているじゃないか!

お褒め頂き光栄です!

……って、誰かにほめてもらう方が、より自信がつくじゃないですか?

だから、今、自信を喪失し不安を感じているあなたに、誰かにほめてもらうことを強くオススメするのです。

実践方法

吹き出し

現実世界でほめてもらう

まずは、家族や恋人、心療内科の先生など、信頼できる人にほめてもらいましょう。

今、自分がどんな状況にあるか伝えた上で、やった事の箇条書きメモを見せましょう。

あなたのことを想う、優しい人であれば、きっとほめてくれます。

ネットやSNSでほめてもらう

また、ネットを利用するのもオススメです。

例えば、Twitter。

Twitterには適応障害やうつなど、自分と似た境遇の人たちがたくさんいます。そして、励ましあっています

そこで、「今日の積み上げ」みたいな感じで、きょうやったことを箇条書きでtweetするのはいかがでしょうか。

そうすると、周りから「いいね」をもらえたり、コメントをしてもらったりして、自己承認欲求が満たされていきます。

あとは、ブログ

「誰かにほめてもらう」という観点からいくと、はてなブログがオススメです。

はてなブログには「コミュニティ」があり、自分と似た境遇や趣味を持つ人と交流しやすくなっているからです。

はてなブロガーさん同士でスター(≒いいね)を送ったり、コメントし合ったりすることで、Twitter同様、自己承認欲求を満たしていくことができます。

また、Twitterとちがってブログでは長文で投稿することができるので、感情を整理したり吐きだしたりする場所としても優秀です。

悶々とした感情って、書き出してみると案外スッキリするものですからね。

とりあえずほめてもらおう

とにかく、リアルやネット、どこでもいいので、褒めてもらいましょう。

一時的でも良いんです。

褒めてもらうことで、一時的にでも自己承認欲求が満たされ、気持ちよくなれば、いっきに気持ちが明るくなります

その「一時的な気持ちよさ」を何度も経験しているうちに、段々と、病んだ心が軽やかになってきます

まとめ

「自分で自分をほめる」という習慣
  1. 一日の終わりに、箇条書きで今日やったことを書き出す: 「午前中に起きた」「掃除した」「本を読んだ」「外に出た」など……なにかしらエネルギーを使って、達成したことであれば、なんでもOK!
  2. 自分毎日何かしら活動していることを自覚する: 活動している自分をほめてあげましょう。
【プラスα】誰かにほめてもらおう
  1. 現実世界で: 家族、恋人、かかりつけの医師といった信頼できる人。今の自分の状況を伝える→「今日やったこと」リストをみせて、ほめてもらう。
  2. ネット・SNSで: Twitterで「今日の積み上げ」みたいなかんじで毎日投稿する。ブログで今日やったことや、今の自分の状況を書いていく。→フォロワーさんや読者さんが、「いいね」やコメントをくれる。

これらを日常に組み込んでいく事で、徐々にですが、きっと心の病を克服していけます。

心の病は、周囲の理解を得にくいという意味で治療が大変ですが、自分を信じることだけは忘れないでくださいね。