- 周囲と同じ事をしていても、自分だけが怒られる。
- ミスなく言われた通り仕事をしても、必ず一言いわれる。
- 良く分からない事で因縁を付けられる。
- 頭のおかしい人に好かれやすい。
日々、へんな人間にロックオンされている「いい人」なあなたに向けて――「そんな奴らに負けるな!がんばれ!」とエールを贈ります。
【結論】あなたは何も悪くない
目を付けてくる人は、自信が無くて寂しい人
結論から言います。あなたは何も悪くありません。
(悪い意味で)目を付けてくる人は、たいていが自分に自信がない人です。だから、上に立ったつもりネチネチ攻撃するのです。上から目線で「こうしたほうがいいよ」と言っていれば、自分が偉くなった気分に浸れますからね。
仕事の進め方、口調、メイク、カバン……どんなことでも、ちょっとでもシャクにさわれば、それが攻撃する理由になります。
ええ~! そのリップは濃すぎじゃないの(笑)
その歳でシャネル使ってるの?まだ早いわよ。
……と、こんなふうに、仕事そっちのけで評論家ごっこを始めます。暇かw
あと、目を付けてくる人は、寂しい人が多いです。自分に自信がないから人を攻撃する――すると、人に嫌われる。だから、人が寄り付かない→寂しい人になるんです。こういう人は、誰にもかまってもらえないから、自分を拒否しなさそうな優しい人のところに集まります。
やすい人
私ってなーんか〇〇さんに好かれるんだよなぁ。あの人、頭おかしいから嫌なんだけどなぁ……。
こんな悩みを持っている人はきっと、誰にでも反応してくれる優しい人なんでしょうね。でも、その優しさが、寂しい人間を引き寄せてしまう理由になってしまっています。
自分の問題を「あなたの問題」にすり替えて攻撃
あなたが調子のってるのが悪いの。だから、私があなたに毒を吐くのは、しかたがないことなのよ。
こんなふうに、目を付けてくる人間の多くは、「あなたに非がある、だから怒っているんだからね?」というような論法を使って攻撃してきます。
でも違うんです。人のせいにしてるけど、これは奴らの問題なんです。
奴らがあなたをロックオンしてくるのは、自分に自信をもっていないからです。自分が、誰にも相手にされない寂しい人間だからです。
あなたは何も悪くないのです。
「自分が変われば相手も変わる」という幻想
- 笑顔で接すれば、相手も心を開いてくれる。
- こちら側が心を開かないと、相手も心を開いてくれない。
- あなたがヨコシマな心をもっているから、それが相手に伝わる。だから相手はあなたに目を付けるんだ。
私は小中の頃、学校の先生や親にこう言われました。
でも、今だから断言できます。これは、ごく一部の信頼できる人間以外に対しては、実践してはいけません。悪魔の教えです。
実際、私は真面目でいい子だったからこの教えを守っていましたが、おかげで、ずっと友達にナメられがちだったし、変な男に付きまとわれがちだったし、中学・新卒入社した会社ではイジメ・パワハラを経験しました。
そして、やっと気が付きました。
相手が自分のことをどう思うか、自分に対してどんな態度をとるかなんて、自分の気持ちを変えたところでコントロールできっこない……と。
だってそうでしょ? 相手が私に目をつけてくるのも、攻撃を仕掛けてくるのも、自分に自信がないこと、寂しい人間であることが理由なんだもん。
「わ、アイツなんかムカつくわぁ~」というような、自分の心の中に沸き上がってきた勝手気ままな感情に、相手がただ突き動かされているだけなんだもん。
これは相手の心の問題。こちらがどうこうできる問題じゃないんです。
【実践】ちょっと態度を変えよう
「目を付けられやすい」ということについて、あなたは全く悪くありません。だから、反省なんかしないでください。簡単に「すみません」なんて言わないでください。
でも、あなたの態度(優しい・おとなしい・仕返しされなさそう)が、心の弱い卑怯な人間を引き寄せているという事実については、少し考える必要があります。
だからここからは、目を付けられやすいあなたが、すぐにとるべき態度について、お話していきます。
【重要!】面倒な人と接する時、絶対に守るべき3原則
- 証拠を残す:メール、録音機、メモ(頭のおかしな人は、すぐ嘘つきますから。)
- 穏便に正論を伝える:どんなに相手が頭のおかしい人でも、社会人として紳士的な振る舞いをすること。じゃないと、味方を失います。
- 第三者を交える:メールならccに上司・部署アドレスを入れる。対面なら「あ、〇〇さん…!」と誰かを呼ぶ。第三者を交えない限り、会話に乗らない、主張を曲げない、交渉しない。
……この記事の読者さんだと、②が難しいという方が多いのではないでしょうか?
やすい人
相手はお局様(又は上司)だもん。口答えなんかできないよ……。
こういう方が多いと思います。 でも、それじゃああなたはずっと肩身が狭いままです。目上の人に意見する勇気を持ちましょう。
「どんなカバンを持とうが、私の勝手ですよね?」
「え、ブランド物のかばんはダメなんですか?ちょっと上司に確認とってきますね。」
(この娘、めんどくさいわね……)
(上司にチクられるのは嫌だから、この娘は相手にしない方がいいわ。)
口答えが出来るようになってくると、こんな風に、次第に敬遠されるようになっていきます。
無理に反応するのをやめる
何度も話していますが「目を付けてくる人」は、寂しい人なんです。
だから、自分の話に反応してもらったり、共感してもらったりすると、とても嬉しくなり、もっともっと話を聞いてもらいたくなります。そして気が付くと、あなたの一挙一動~将来にまで反応してくる、「キモヲタ」に仕上がっています。
例えば、元AKB48の前田敦子さん。あっちゃんがAKBを卒業すると宣言した時、多くのファンが「ショックだけど、これからも頑張ってね」と応援した一方で、「俺たちを裏切った」「最悪な女だ」と痛烈に批判するキモヲタもたくさんいましたよね。
あなたの「キモヲタ」も、遅かれ早かれこうなります。
「愛は憎悪の始め」というように、スキとキライは紙一重……だから、あなたの「反応してあげたい」という優しさはグッとこらえて、なるべく冷たく振る舞い、変な人に好かれないようにしましょう。
万が一に備えて証拠を集める
- メール
- メモ(日時、場所、誰に何をされたか)※箇条書きでOK!
- 録音・録画
- その他、自分が理不尽な仕打ちを受けていたことが分かる客観的な証拠。(タイムカードのコピー、業務計画表など……)
最後に、目を付けられているという方に、証拠集めをするよう強くオススメします。
日本の裁判は、弁護士の腕ではなく、どれだけ有効な証拠を示したかによって勝敗が決まります。
「いやいや、裁判なんてする気ないから!」ってツッコミが聞こえてきそうですが、社内イジメ・パワハラ・セクハラの告発や、労災認定などの先にあるのが裁判です。
その裁判で絶大なパワーをもつ証拠は、労災認定や社内イジメ・パワハラ・セクハラについて周囲に助けを求める時にも同様に、絶大なパワーをもちます。
今は大丈夫でも、この先もずっと、あなたが大丈夫でいる保証はありません。今の状況が続けば心身を病み、仕事にいけなくなるかもしれません。
だから、何かが起こってからは遅いんです。あなたが大丈夫なうちに、少しずつ証拠集めをしておきましょう。