処世術

自分を信じると言うことーー成功体験は一生モノ。「過去の栄光」を大切に

私の成功体験

私の人生の中での一番大きな成功体験は、大学受験です。

現役合格ではないにせよ、1浪の末、志望校に合格することができました。

当時の私史上1番の努力をした結果

名前を出せば「え、そうなの!?凄いね」と言われるような大学への入学に成功しました。

社会的にはどうでもいいこと

でも28歳の今、出身大学を誰かに言う機会はほぼ全くありません。

20代後半くらいの年齢になってくると、大学名ってあまり意味がなくて

仕事では、実績や具体的なスキルが全てだから

出身大学名は履歴書ぐらいでしか明かさなくなりました。

つまり何が言いたいのかというと

社会人である今の私にとって、大学入試の結果なんて「過去の栄光」でしかないんだっていうことです。

でも「過去の栄光」ってすごい燃料になる

しかし

たしかに中途労働市場という文脈で見てみると、「学歴=過去の栄光」ではあるのですが

自分1人だけの話としてみると、この成功体験は、何かある度に私にパワーをくれる、一生モノの経験です。

この成功体験が、その後の人生に与えてくれたパワーは計り知れません。

「遠い存在だったけど、頑張った末合格できたんだ」

「予備校に通うために上京した時は、惨めでさと不安で、心がおし潰されそうだった」

「でも合格できたんだ!」

多少の思い出補正はあるかもしれませんが

そういった記憶が、その後、私を何度も奮い立たせてくれました。

過去、新卒入社した会社でパワハラに悩んでいた時なんて本当にそうです。

「なんでこんな職場に私はいるのだろう」

「こんな環境にいて、私は何になるのだろう」

こんなふうに、すっかり自信がなくなり、自分のキャリアに将来を見出せなくなってしまった時がよくありました。

でも、過去に一度でも、モーレツに頑張れた自分がいたからこそ

「あの時大丈夫だったんだから、今度もきっと大丈夫!」

と、自分を信じて

将来を見据えて、WEB系の勉強を黙々とすることができたんだと思います。(そして今、WEB系の企業で、技術者として働くことができています)

「過去の栄光」は自信の源

「自分を信じる」 という言葉。

割とよく聞く言葉ですが、すごく抽象的で、具体的に説明するのが難しい言葉ですよね。

でも、もし私が「自分を信じる」という言葉を敢えて説明するのであれば

【過去の成功を依り拠として、自分の可能性を信じること】と定義します。

例えば、

過去の成功を思い出して

「あの時できた。だから、次だってうまくやれる」と自分を鼓舞して頑張る。

そして成功する。

また過去の成功を思い出して、

「あの時もできた。あんな時もできた。だから、また今回もうまくやれる」と自分を奮い立たせて、また成功する。

このような成功の記憶が何層にも重なって出来ていったものが、自信の源だと思います。

私の場合、この「自信の源」の核となる部分が、大学受験での成功でした。

でもこれは当然、人によって異なります。

「尊敬していた人に、作った料理を誉められた」

「友達にメイクが上手って褒められた」

これも全部、成功体験です。

こうした記憶が、その人の得意を作り出すことだってあるし

将来の仕事を左右することだってあります。

成功体験を大切に

わざわざ人に言うほどではないけれど

今や「過去の栄光」だけれども

自分の記憶に残っている、成功体験。

そんな記憶を何か一つでも掘り起こして、心に大切にしまっておくと

いざという時、ものすごく大きな力になる……

そんなことを思った、今日このごろでした。

ではではまた~