今回は、攻撃的な人間に一矢報いたい!という人の為に、言わせるだけ言わせておくという対処法を紹介します。
▼「攻撃的な人」の基本的な特徴と、基本的な立ち回り方――とにかく無視!関わらない!――はこちらの記事で紹介しました。よかったらご覧ください。
▼…でも、親や上司が攻撃的な人だから、無視とかそんな簡単に出来ないよ!って方向けに、「メタ認知」という対処法を紹介しました。こちらも合わせてご覧ください。
こんな方にオススメ

- 親や上司が攻撃的な人である。
- 周囲に攻撃的な人が居るが、立場上、無視をしたり関わらないようにするのが難しい。
- 【職場】や【3人以上の家庭】である等、攻撃的な人の周囲に自分以外の人間がいる。
今回の対処法では第三者の目が重要になってくるので、【2人家族】とか【2人だけの職場】等、自分以外に攻撃的な人に対峙できる人間がいない環境ではあまり有効ではありません。
言わせるだけ言わせておく

文字通り、攻撃的な人に心ゆくまで攻撃させておくという対処法で、別の言い方をすれば、攻撃的な人が自滅する時を待つ作戦になります。
彼らの思考回路は、まあ都合よくできております。
気にくわない人間を攻撃する(説教する/罵倒する)行為
=正義の制裁
=相手のための行為
=利他的行為
こんな方程式が、頭の中で成り立っております。彼らは他人を攻撃するとき、「自分は“良い事”をしているんだ」と信じ込み、“良い事”をしている自分に酔いしれます。
だから彼らは攻撃すればするほど、頭の中でドーパミンがいっぱい放出されて、勝手にヒートアップしていくのです。
したがって、彼らに安易に抵抗すると、こちら側を「正義の敵」とみなし、使命感を更に燃やし、返り討ちにしてきます。だから待つのです。
勝手に炎上する

「正義の制裁」→脳内でドーパミン放出→快感→「正義の制裁」→……攻撃な人は無意識にこれを繰り返し、勝手にヒートアップします。するとそのうち、味方でさえ「ちょっと言い過ぎじゃないの?」と感じるぐらいまで、熱くなっていきます。
ここまできたらしめたものです!
考えてみて下さい。言っていることは正論なのですが、相手の意見もロクに聞かずにワ―ッ!と攻め立てて、どんどん熱くなっていく人――こんな人を見かけたら、どう思いますか?
いくら何でも言い過ぎ……
怖ッ……
このように思いませんか?
攻撃的な人は、正論や大義名分をかざして「正義の制裁」を下そうとします。しかし皮肉な事に、制裁にムキになればなるほど、周囲の心は離れていくのです。
勝手に鎮火する

攻撃的な人は、このように周囲の心が離れていくのを真直に見て初めて、やっと落ち着きを取り戻します。このタイミングで、こちら側の言い分を伝えましょう。
反撃する

攻撃的な人は、よかれと思って、そして、自分が絶対に正しいはずだと思って「正論」を一生懸命振り回してきましたが、ここまでくると自信を失い、ひるんでいます。
ここに来て初めて反撃をしましょう!但し、どんなに相手が憎くても、ここは公衆の面前です――第三者の目に晒されています。紳士に、淡々と、自分の言い分を伝えましょう。うまくいけば、そこにいる公衆全員を味方につける事も出来ます。
さっきまで見下していた相手から言い返された上に、人望も奪われていったら、もうプライドはズタボロ――機を待ち、ここぞというタイミングで放つ言葉は鋭く突き刺さります!
まとめ
- 攻撃的な人が騒ぎ出す。
- 暫く黙って、言わせるだけ言わせておく
- 攻撃的な人、こちらを屈服させようと勝手にヒートアップ。
- 周囲が引き始める。
- 攻撃的な人、人心が離れていくを感じて勝手に鎮火。
- 攻撃的な人、自信喪失。
- こちらの言い分を伝える。