私は先月(2020.9月)2週目にクラウドワークスに登録し、3週目からWEBデザイン案件に応募開始し始めたばかりの、新米WEBデザイナーですが、
昨日、とうとうWEBデザイン案件1件受注することができました。
そんな私がとってきた「とにかくコンペに応募しまくる」という戦略についてのメリットを、今回書き記していこうと思います。
新米WEBデザイナーはコンペに応募しまくろう!
WEBデザイナーになりたいと思った時、
- スクールを探す
- メンターを探す
- テキストを使って勉強する
という事を考えがちですよね。私もそうでした。
でも、スクール探す・メンター探す暇があったら、とりあえずクラウドワークスに登録してデザインコンペ(例えばバナーとか)に応募してみる事をオススメします。
Photoshopはデフォルトのチュートリアルで勉強すれば十分
Photoshopの操作方法さえ分からない初心者だから、そんな事できないよ……!
「とりあえずクラウドワークスに登録してデザインコンペに応募してみなよ」って言ったら、こんな反論も聞こえてきそうですね。でも、例えばバナーを作る程度の技術なら、Photoshopなんて独学で十分です。
「Photoshopって独学できるの?」って思うかもしれませんが、実はPhotoshopには、初心者用の入門講座「実践チュートリアル」がデフォルトでついています。
画面上に「ここをクリック!」「……を選択して、enterを押してください」というガイドが表示されて、手取り足取りPhotoshopの基本操作を学ぶことができます。
私も実際に、スクールに通わず、このPhotoshopデフォルト機能で、画像マスクや、画像中のゴミ・不要物の消去、一部画像の複製方法等、基本的な操作を学ぶことができました。
だから、まずは一つ「このコンペに応募する!」と決めて、それを作成しながら、分からない事があったら都度Photoshopのチュートリアルをプレイしたり、ググってみたりして、1つ自分の作品を完成させてしまいましょう。
ひとつ作品が完成すると、景色がガラッと変わります。
私でもこんなのが作れちゃった!
1人でも、案外やればできるものね。
こんなふうに、一気にWEBデザインの敷居が低く感じられるようになり、次の1歩を踏み出しやすくなります。
コンペは凄くおいしい練習教材
ここまで、とりあえずコンペに応募するって決めて、分からない所は都度Photoshopの初心者用講座をプレイしたりググったりして、1つ何か完成させよう!という話をしてきましたが、これだけでは、記事タイトルの「おいしい」理由が分かりませんね。
ここからは、なぜコンペは「おいしい」練習教材なのかを、3つの理由から解説していきます。
【理由1】実践的で良質な練習教材だから
説明するまでもないですが、コンペは実践的です。
独学では「こんな感じかなぁ~」というように、作成者の個人的な好みでデザインが決まりがちですよね?
一方、コンペでは、クライアントから「ナチュラルな感じで」とか「大人な感じで」とか、大きさはこれくらいでとか、この文言を必ず入れてとか、ターゲットは誰とか……デザインの受け取り手が明確に示されます。
こうした注文に応えていって、初めてWEBデザインが「趣味」から「仕事」に変容します。
コンペに応募するだけなら、金もかからないし、受注者としての責任は何も発生しません。コンペの数をこなしていく事で、ノーリスクで実践経験を積むことが出来るのです。
【理由2】出来が良ければお金がもらえるから
コンペに応募するだけなら、受注者としての責任は何も発生しません。でも、もしそれが評価されると、お金がもらえます。
練習感覚でコンペに応募したのに、なんかお金までもらえちゃった!ラッキー
こんな感じです。
又、お金を貰えるという事は、発注者に「その作品、良かったよ!」とフィードバックを貰えているということです。
独学では、第三者――しかも、実務に関わる人間――からのフィードバックなんか、中々もらえません。でも、コンペならそれが可能なのです。
- 練習感覚で応募して、出来が良ければお金を貰える。
- 実務に関わる人間から、フィードバックが貰える。
このように、金銭的・精神的対価がもらえる(しかもノーリスク!)という意味で、コンペってとても有益な場なんです。
【理由3】落選しても「実績」になるから
コンペに応募して当選すればラッキー!
でも、選ばれなかったとしても、自分の作成実績としてポートフォリオに加えることが出来ます。
- 当選 → 受注実績
- 落選 → 作品実績
どちらに転んでも「実績」になるのが、コンペの良い所です。
(WEBデザイナーを始めてまだ1月も経っていませんが、)WEBデザイナーの価値は、とにかく実績――正式には受注した実績――で決まります。
でも、新米デザイナーには受注実績がありません。なのでまずは、受注実績に匹敵するような「肥やし」を複数用意し、
まだ受注したことは無いけれど、これくらいの事はできるんですよ!
ほら、これとかこれとか、私が作りました!
こんな風に、クライアントに「実績こそ無いけど、仕事を遂行するのに必要な技量は持ってますよ!」とアピールする必要があります。
ポートフォリオや模写、コンペで提案した作品は、正式な実績にこそならないものの、実績の「肥やし」にはなるのです。
だから、コンペに応募しまくるという事は、確定で実績の「肥やし」が増え、当たれば正式な実績を作ることができるという意味で、どちらに転んでもおいしい戦略なのです。